第9回 「続斜度、落差」
     

前回は斜度変化による前後のバランスの話をしました。
ではその時落差はどう変化するのでしょうか。
フォールラインの手前谷回りの部分では外足は高い位置にあり内足は低い方に位置します。フォールラインでは両足の高さが同じになりその後(山回り)外足が低くなり内足が高くなります。実際のターンでは体が内傾するので両足の落差はより大きくなります。
体の内傾による落差と斜度変化による落差と両方を合わせた落差に対応することが必要です。
ターンのマキシマムから切り換えに向かっては足元の落差は大きくなり斜度変化に伴い体を止めてしまうと角付けが強くなりつづけます。
このように谷回りでの角付けに比べて山回りの部分では角付けは強くなりやすくむしろ体を山側に残し過ぎないように角付けを緩めながらスキーを回しこむ感じがスムーズなスキー操作につながります。