第7回 「情報と知識そして原因と結果」
     

よく講習などでお会いするスキーヤーとお話をすると皆さん「頭では解っているんだけど」とおっしゃいます。その話に時間をかけたくない時は「そうなんですよね。」ですませてしまいますが、スキーでは頭で解るはないと思います。
皆さんも経験があると思いますが、頭では解っていたつもりでも実際に出来た時はこんな感じで良いのかみたいな予想と違うことがよくあると思います。
頭では解っているが情報だとすれば、出来たときにそれが知識として身に付くと思います。
だから情報として知っているとき(出来る自分をイメージするとき)は先入感を持ちすぎず幾通りもイメージを作ってみてください。

思い通りに滑る自分は結果です。

そのイメージはどういう運動なりスキー操作なりが必要なのかどうすればそうなるのか、つまり原因を作ることが必要です。
ここの話で言うと知識とは結果を自在に操れる原因作りができるかです。
理屈っぽい話ですが、切り替えから始動期(原因)と舵取り(結果)の組み合わせで色々なターンをイメージしてみてください。