第５回「続・２本の軸」

		第５回「続・２本の軸」

		ご無沙汰です。更新が遅れてしまいすいませんでした。前回の続きから。腰幅のスタンスで斜面に立って居るときを想像してみてください。斜滑降の感じです。多分その時は両足の間に頭が位置していると思います。バランスのベースは谷脚になっています。谷脚かかる体重が７割くらいでしょうか。そのバランスから山足にかかる体重を多くしようとすると体を山側に傾けるよう重心の移動が必要に成ります。では斜滑降の姿勢から頭の位置を両スキーの間から体を山側にひねるように山スキーの上（トウピースの前あたり）に移動ししてみて下さい。山スキー（ターン内足）のアウトサイドエッジ（小指球あたり）にを真上から踏む感じです。そうすると第４回でお話しした内足を曲げることで外足に体重を分散させるバランスが出来ます。内足のアウトサイドエッジを踏むことによって外足とともに両足で側圧と押し合うバランスです。内足の小指側の軸で立つ事がポイントです。そこから内足の小指側を踏むことによりは体重が外足に分散するわけです。内足を踏むと言うことは内足で体を支える事ではなく曲げていく感じです。内足が体重に負けるように曲げられていきますと外足にその分分散します。当然舵取りは外足が主になりますから、切り替えのあとスキーが回り始めるの待つのではなく積極的に内足を〝踏みはじめ〟ることにより両足で舵取りに入っていきます。内傾した分内足を曲げながら重心を下げて外足で側圧を受けるように動き続けます。内足と外足のバランスは色々な条件（スピード、スタンス、斜度など）で変わります。曲がっていく内足の力のいれ具合と受ける外足の力のいれ具合で両脚のバランスをとっていきます。